スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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原題:THE FALL
製作年度:2006年
製作国:インド/イギリス/アメリカ
上映時間:118分

監督:ターセム
原作:――
脚本:ダン・ギルロイ/ニコ・ソウルタナス/ターセム
出演:リー・ぺイス/カティンカ・アンタルー/ジャスティン・ワデル
    ダニエル・カルタジローン/エミール・ホスティナ/ロビン・スミス
   
あらすじ:
1915年、ロサンゼルス。5歳の少女・アレクサンドリア(アンタルー)はオレンジの木から落下したために骨折し、病院に入院したていた。ベッドにじっとしていられないアレクサンドリアは病院の敷地内をあちこち歩き回っているうちに、ロイ(ぺイス)という青年に出会う。ロイはスタントマンで映画の撮影中に怪我をし入院していた。ロイはアレクサンドラにアレキサンダー大王にまつわる話をし始める・・・

感想:
まるで絵画を見ているようだった・・・

アーティスティックな作品と言えば、
まずスワロが思い浮かべるのが『フローズン・タイム』だ。
静止した時の中で、日常の美しさを
フォトグラファーである監督が独自の視点で魅せてくれた。
その1コマ1コマがまるで絵画のようだった。
そして、本作もあたかも絵画を見ているような感覚に陥った。
しかし、前者がフェルメールのような静かな美しさであったのならば
後者はダリのようなシュールさと色彩の美しい作品であった。

実際に世界遺産の映像を組み合わせて作ったというその映像は本当に素晴らしい。
素晴らしいの一言に尽きる!
どの瞬間を切り取ってもやはり絵のようになる。
砂漠の黄土色が、棚田の緑が、海の青が・・・
言葉に表せないくらいきれいで感動的なのだ。

この劇中劇とも呼ぶべきロイが語るストーリー。
観客がスクリーンで見るのはアレキサンドリアの想像で作られた映像。
なのでところどころ辻褄が合っていないこともある。
しかし、このストーリーにはとても不思議な魅力がある。
ぐいぐいとスクリーンに引き込まれる。
摩訶不思議な空気に浸るとまるで自分もその世界を体験しているかのような感覚になる。
なんだかエキゾティックな雰囲気に飲み込まれてしまったのだ。

このターセムという監督、
2000年の『ザ・セル』という作品でかなり有名らしいが、
残念ながらスワロは未見。
・・・本日レンタルしてまいりました。
パッケージを見ると「ヴィジュアル・モンスター」と。
なるほど。
確かに圧倒的な映像だ。
風景、建造物、衣装。
原色の洪水の中、色どうしが喧嘩することなく美しいヴィジュアルを作り上げている。

ストーリーは徐々にロイの人生が投影され始め、さらにアレキサンドリアも加わる。
二人の物語へと発展していった。
ロイの自殺願望が登場人物を苦境へと追いやり、
ハッピーエンドを望むアレキサンドリアはみんなを救おうと叫ぶ。

魂の救済。

それは死によってもたらされるものではなく、少女の無垢によって見出された希望。
ただ、ロイとアレキサンドリアのエピソードはさほど練られた感じはしない(苦)
希望は瞬時に訪れたし。

だが、この作品にとってロイとアレキサンドリアのエピソードは
さほどの重要性を持っているとは思えない。
絵画の額縁のように絵を引き立てる存在であるかのようだ。

Fall――その瞬間に何かが変わることもあるのかもしれない。

スワロ的評価:★★★★
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こんにちわ。

どんなに映像技術が進歩しても、リアルに
適うものはないってことがこの作品で証明
されたなあという気がします。

本当に美しくて芸術的な作品だった。

私もね、この作品に即座にダリの世界観を
思い出したりしたんだけれども。

あの衣装とか見るに、
ちょっとシルク・ドゥ・ソレイユも頭を
よぎったのね。なんか似てるなあ~と思った
ら、衣装担当の石岡さんってシルクの衣装を
手がけた人でもあったのねえ(笑)。

どおりで。


ってことで大変印象に残る秀作でした。
もう一度観たいな~

2008.11.28 11:28 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

こんばんは。
お元気でしたか?
相変わらず無精な私でごめんなさいー;
すんばらしい映像美でしたよね。
こんな映画を待っていた…って思ったらそれだけで私は泣ける。笑
で、フローズンタイムがフェルメールで本作がダリとな。ナイス。
映画ばかりな人には浮かばない言葉ですね~。私、最近絵をちっとも見に行けてなーいのです;; 
それと、そうそう、絵って額縁ひとつで印象も変わりますよね。そんな視点ひとつとっても、絵とかなりリンクさせる映像美を感じた作品でした。それと音楽がサイコー♪出来る事なら劇場鑑賞をもっとしたかったー;

2008.11.28 22:55 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

姐さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!

ビューティホーサンデーですね。
いかがお過ごしですか?

>リアルに適うものはないってことが
>この作品で証明されたなあという気がします。
自然って本当すごいです。
人間の理解や常識を超えた素晴らしさがありますよね。
未知の世界も多いし。
だからこそ驚嘆させられる部分も多くて魅力もたっぷり。
なかなかそういう素晴らしい世界に直で触れ合うことができないのが残念・・・
一度は世界遺産を訪れてみたいなぁ~

>シルク・ドゥ・ソレイユ
おおー。
あのシュールっぽさと道化っぽい雰囲気はダリっぽくもある!!
シルクは見たことがないから何とも言えないんだけれども・・・
でも、実際に衣装担当が一緒だったとは!!
さすが姐さん。
見破っていたのね!!
ナイス眼力!!

この作品、DVD化されたらポチるかもしれないなぁ~

  from swallow tail

2008.11.30 11:25 URL | 睦月 さんへ #- [ 編集 ]

シャーロットさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

>こんな映画を待っていた…って思ったらそれだけで私は泣ける。笑
ちょ・・・それは(笑)
涙腺がもろすぎです!
でもこの作品はモロにシャーロットさんの琴線に触れそうですものね。
かなり芸術的で素敵でした。

絵画を連想したシーンは・・・
山賊の弟(?)が殺されたか何かで(曖昧ですみません・・・)
砂漠の真ん中で復讐を誓ったシーンです。
白い布が赤に染まってゆく・・・その背景は青と砂の乾いた色!
その画がすっごく印象的です。
あの映像、写真にしたいなー、欲しいなー

  from swallow tail

2008.12.02 00:51 URL | シャーロット さんへ #- [ 編集 ]

こんにちは~
コチラの作品 ターセム監督の美学が光っていましたよね~

前作のセルも 晃かにダリな映像を作り出していましたし、ターセム監督って絵画意識してシーンを作っているのでしょうね~

また コチラの作品 映像だけではなく、ロイとアレキサンドリアの心の交流がまたよく、美しい映像に二人の感情がさらに深味を与え映画を盛り上げていましたよね!

最近CG頼りの映像が多い中、コチラは世界にある建造物を実際つかって、人物が衣装を纏ってリアルに作り出した幻想的な映像!そこにまた、パワーを感じてしまいました~

2008.12.07 00:03 URL | コブタです #- [ 編集 ]

スワロさん、こんにちは♪
お誕生日おめでとうございます~!!
DSはハマりますよね。
冬の寒い日に家の中で過ごすには、もってこいかも。

この作品、良かったですよね。
CGなんかじゃなくて、実在する世界の景色がほんっと~に素敵で。
造形も、色も何もかもが美しいんだもの。
ロイとアレクサンドリアのお話は単純だけれど、子供に話して
聞かせる…という設定が私のツボでした~。
終わり方も明るくてよかったです。
『セル』は未見ですが、良かったですか??

2008.12.09 13:05 URL | Nyaggy #- [ 編集 ]

コブタさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

『セル』は・・・レンタルしてきたんですけど
結局最後まで見ることができずに返却してしまいました(涙)
冒頭しか見ていなかったのでターセムらしさはよくわかりませんでした(苦)

この作品は・・・まるで絵画の作品集を見ているかのようでした。
いろいろな風景の細切れではあったけれども
スワロの見たことない美しい世界を見られただけで満足です!!

・・・ロイは自己中だったけど・・・

  from swallow tail

2008.12.09 21:39 URL | コブタ さんへ #- [ 編集 ]

Nyaggyさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
だけどお返事が大変遅くなってしまって申し訳ないです。

お祝いのお言葉もありがとうございます!!
DSは結構ハマっています(苦)
こんなにもハマってしまうことに自分でも驚きですよ~
長時間の移動の時は電車の中でDSしちゃったりしてます(苦笑)

この作品は本当に色彩がきれい!
自然って本当に凄いですよね。
驚異です。
あんなにも壮大で色鮮やかで時に人工物よりも正確だったり。

世界の自然を堪能できてプチ旅行のような気分に浸れましたが
日本の中にもまだ知らない世界がたくさんあるので
日本の世界遺産めぐりもしたいです。

  from swallow tail

2008.12.17 23:07 URL | Nyaggy さんへ #- [ 編集 ]













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