スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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28週後

原題:28 WEEKS LATER
製作年度:2007年
製作国:イギリス/スペイン
上映時間:104分
配給:20世紀FOX映画

監督: フアン・カルロス・フレスナディージョ
原作:――
脚本:ファン・カルロス・フレスナディージョ/ローワン・ジョフィ/ヘスス・オルモ
出演:マッキントッシュ・マグルトン/イモージェン・ブーツ/バート・カーライル/ローズ・バーン/ジェレミー・レナー/ハロルド・ぺリノー

story:
「感染すると瞬時に凶暴性を引き起こし、見境なく人間を襲いだす」――たった一滴の血液によって感染する新種ウイルスRAGEがロンドンに蔓延し、発生から28日後にイギリスは崩壊。やがてアメリカ軍が介入しウイルス根絶が宣言され、都市の復興を始める。しかし、REGEはある一人の体内に潜伏していた・・・

28週後... 公式サイト

感想:
「彼女の細胞からワクチンや治療薬を作れる」
治療薬・・・??どうやって使うの??

2002年公開の『28日後…』の続編だという本作。
そんなことは全く知らず、赤一色でバイオハザードマークが燦然と輝く
劇場ポスターに惹かれての観賞となった。
前作を知らないだけに最初ついていけない部分もあったが、
レイジ・ウイルスが人間性を崩壊させゾンビ人間へと変貌させる
恐るべき感染力を持ったウイルスだとわかると合点が早い。

うん、グロテスクでバイオレンスな描写がいっぱいだ。
レイジ・ウイルスに感染した人間ゾンビの攻撃は容赦ない。
『バイオハザード3』の感染者も飽くことなき空腹感を満たすために悲感染者を襲うが
レイジ・ウイルスの空腹感と攻撃性はそれを凌ぐほど強力だ。
首に噛み付き、腕を引きちぎり、目玉をくりぬく。
拷問のような攻撃で自らの空腹感のみを満たそうとする単細胞のような感染者。
基本的欲求だけ認識できるシンプルな生物への堕落。

人類は確実に病原体に弱くなっている。
巷には抗菌グッズがあふれ、台所用品から衣類、文具まで
身の回りのありとあらゆるものが抗菌仕様へと変化している。
清潔な生活環境と医療の発達により、
わたしたちが病原体へと暴露される機会はグッと減った。
滅菌・消毒処理と抗生物質で病原体からの砦を築いたかのような人類だが、
今、細菌やウイルスはわたしたちの砦を越えようと強力になっている。
同時にわたしたちの免疫力も低下している。
結核は抗生物質が特効薬となり勢力を弱めていたが、
抵抗力のない高齢者と免疫のない若年層で感染者が増加している。
麻疹(はしか)は予防接種は行なうが、
おかげで滅多にウイルスに接することがなくなったため、
より強力な形でひそかに流行している。
また、MRSAは治療薬であるバンコマイシンにも耐性を持つVRSAが出現し、
さらにはSARSのように新手のウイルスも誕生している。

本作のレイジ・ウイルスは潜伏期間がなく、
ウイルスに接触したら即発症してしまうところが恐ろしい。
さらに、感染者は超凶暴なのでどう考えても治療薬の投与は難しく、
治療方法はないと言ってもいい。

と、医療系のスワロは映画の軸とは少々ズレている部分を考えていた。
が、やはり人類滅亡に警鐘をならしていることも確かだ。

ワクチンの開発につながるであろう免疫を備えた人物を見つけるが、
結局、開発機関で集団感染が引き起こされるシーンは
人類が病原体と戦う道程が容易でないことを象徴している。
黄熱に倒れた野口英世を髣髴とさせるシーンだ。

なかなか興味深いテーマではあるが、やや強引なシーンもあった。
姉弟が危険地域にある家へ行ってしまうシーンや
夫が厳重に管理された妻のもとへ行ってしまうシーンは
気持ちがわからないでもないが動機が希薄だし軽率すぎる。
だが、人間の愚行が人類の悲劇を生んでいるのも事実だ。

この作品でアメリカ軍が介入してきたことも面白い。
一見ウイルス撲滅、復興に向けて頼りがいのある存在のように見えるが
最終的には独善的な行動をとってしまうのはかなり皮肉だ。

スプラッターとまがうくらいの描写もでてきてR-15でいいのかと疑問に思うが、
人類に対してさまざまな警鐘を鳴らしていると思うと実は高尚な作品なのかも。

スワロ的評価:★★★★





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ウィルスが蔓延したどうなるか?というシミュレーション映画ともとれますよね~
まぁ、あれだけ潜伏期間のないウィルスだと手の打ちようもないと思われますが・・・

抗生物質の乱用もひどいですよね。医者にとっては薬価差も大きく使いたがる気持ちもわかるのですが・・・

2008.01.27 02:51 URL | kossy #YaTS71PM [ 編集 ]

最近は抗菌しすぎて、
体内の免疫力が弱くなってるんじゃないかとおもうこのごろですね。

アメリカ軍の介入もリアルでしたね。。。

2008.01.27 15:53 URL | えふ #4A9T8td. [ 編集 ]

こんばんわ。

免疫者が存在するにも関わらず、そいつが感染拡大の一因になっているというのも皮肉な話ですよねえ。

アメリカ軍の介入は、イラクに派兵された米軍を彷彿とさせて恐ろしくなりました。

どうやら次は舞台がロシアになるそうな。

ところで、何かプライベートな話題でも・・
といろいろ考えてはいるんだけれど。
私、すごくつまらない人間なようで、なにも
面白い話題を持ち合わせてないみたい(汗)。

あ。そういえば、最近太りました(苦)。

2008.01.28 00:11 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

スワロさん

こちらにも、、、

これm続編なのに楽しめちゃいました☆
無差別射殺には驚いちゃいました。
リアルでショック。
あんな早いゾンビにはぜったい勝ち目ありません!

2008.01.28 13:09 URL | mig #- [ 編集 ]

kossyさん、こんにちは。

>シュミレーション映画
なるほど~。
kossyさんはそう考えましたか!
近い未来、ああいうことがわたしたちの身に降りかかる可能性も無きにしも非ず!
というか、人類を滅亡させる可能性が高い・・・
というと、あの映画はまんざらフィクションでもありませんからね。

  from swallow tail

2008.01.28 15:31 URL | kossy さんへ #- [ 編集 ]

えふさん、こんにちは。
訪問&コメントありがとうございます。

本当、抗菌グッズっていっぱいありますよね。
え!?こんなものまで??
というものも抗菌処理されていてビックリです。
今となってはやはり「人間の免疫を弱める」と非難する人も出ていますよね・・・

なかなか恐怖感を与えるには十分の作品でした。
  
  from swallow tail

2008.01.28 15:36 URL | えふ さんへ #- [ 編集 ]

睦月さん、こんにちは。
お返事が遅くなってしまってすみません。

プライベートな話題。
そんな必死に探さなくても(笑)
太ったの?
いいじゃないの!
姐さん、細すぎだからちょっと魅力的になった方がいいわよ。
アタシなんて最近
「スワロさんって写真だと太って見えるわね~」とか
「あらやだっ、ベルトの上にお肉が載ってるじゃないの!」
とかいろいろ言われますよ・・・
職場のヘルパーさんに。
ヘルパーさんはお母さん世代なので面倒見がよくて(苦笑)
おにぎり握ってきてくれたりする(笑)
「ちょっと、あんたちゃんと食べてるの
?」
とまさしくお母さん口調。

  from swallow tail

2008.01.30 09:19 URL | 睦月 さんへ #- [ 編集 ]

こんにちは。遅くなってしまいましたが、コメントまで頂きありがとうございました。

個人的にはスプラッタ要素の強い「スウィーニー」の方がめちゃ怖かったという変わり者です。
あ、アジアにやってきても黒い瞳の遺伝子を持つ人間には感染しないそうです。ご安心を!






うそです。

2008.01.30 09:31 URL | 八ちゃん #- [ 編集 ]

migさん、こんばんは。
おおー、コメントありがとうございます。

>リアルでショック
うんうん。
この作品を簡潔かつ明瞭に表した一言ですね!
フィクションといえどもなんとなく他人事の感じがしない作品で
衝撃度もひときわでしたよね・・・
もしレイジ・ウイルスが今の世界に存在したら・・・
地球瞬殺・・・。

  from swallow tail

2008.01.30 20:05 URL | mig さんへ #- [ 編集 ]

八ちゃんさん、こんばんは。
訪問&コメントありがとうございます。

ちょっとー(怒)
信じそうになりましたよ!

ホラー系ってどういうのに怖さを感じるかが人によって違いますからね。
スワロはスウィニーはどこかファンタジーめいていて
そんなに怖さは感じませんでした。
こっちは映像の描写には怖さを感じませんでしたが、
「いつかこういう日が来るかもしれない」という何か身に迫ってきそうな恐怖感はありました。

  from swallow tail

2008.01.30 22:57 URL | 八ちゃん さんへ #- [ 編集 ]

お久しぶりです!
コチラ、たしかにウィルスも恐いのですが、それ以上にその状況で人はどう動くべきかという事を訴えていましたよね。

ワクチンを作り出すことが出来るのにかかわらず、それを拒絶しただ殲滅のみを考えるアメリカ軍、ただ愛する人間のためだけに行動する人、人として人を守るために行動する人、そしてそのような人間の想いをあざ笑うかのようなあのラストも含めて恐い映画だと思いました。
このシリーズてってそういう意味でも普通のゾンビ映画とは別のものになっていますよね

2008.02.01 09:29 URL | コブタです #- [ 編集 ]

コブタさん、こんばんは!
訪問&コメントありがとうございます。

ある意味、恐怖映画でしたよね、これ。
ウイルスの脅威もさることながら、
コブタさんが仰るとおり、人間の行動にも興味深いものがあり、
特にアメリカ軍の滑稽ともいえる行動には恐怖を感じたり呆れたりしました。
どこまで自己本位なのだろうか・・・(苦笑)
でも、多くの国でアメリカの軍事力を頼っているところがあり、
彼ら次第なのだなぁというところもまた恐怖です。
 
コブタさんのブログのテンプレート、時々変わっていて面白いですね。
また、お邪魔します!

 from swallow tail

2008.02.01 19:10 URL | コブタ さんへ #- [ 編集 ]

こんばんは!

確かにワクチンができたとしても、全く投与のしようがないですね・・・(笑)
今初めて気がつきました、私。

ゾンビって好きな方なんですけど、このシリーズのゾンビは走るのめっちゃ早いわ、噛まれたら速攻ゾンビだわでコワイです。
でもそこがまた緊張感を煽ってくれていいんですよね♪

2008.02.06 20:42 URL | kenko #Ngw0MIHM [ 編集 ]

kenkoさん、こんにちは。

え!?
kenkoさん、シェルターの準備できてないんですか??
ヤバイっすよ。
遅れてますよ。

あの脅威の感染力。
アメリカ軍がさじを投げたのも相当早かったので
感染したら即射殺ですよ。
もしくはガスや火だるま悶絶死。

さあ、今すぐシェルターを作ろう!!

というと、なんだか変なサイトのスパムのようですが、
これは管理人のコメントです(苦笑)
 
  from swallow tail

2008.02.08 09:01 URL | kenko さんへ #- [ 編集 ]













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