スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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ウェイトレス おいしい人生の作り方

原題:WAITRESS
製作年度:2006年
製作国:アメリカ
上映時間:108分

監督:エイドリアン・シェリー
製作指揮:トッド・キング/ジェフ・ローズ/ダニエル・レンフルー
原作:――
脚本:エイドリアン・シェリー
出演:ケリー・ラッセル/ネイサン・フィリオン/シェリル・ハインズ/ジェレミー・シスト/エイドリアン・シェリー

story:
パイ作りの天才ジェンナ(ラッセル)は自分の気持ちをパイで表し、オリジナルのパイを心を込めて作る。しかし、ジェンナは家とダイナーを往復するだけの生活に縛られていた。嫉妬深く彼女を束縛する夫アールとの生活に疲れ果てたジェンナは、職場の同僚に相談し家出を計画する。とろこがある日、ジェンナに予想外の妊娠が発覚する。絶望と困惑に駆られるジェンナの前に現れたのは、産婦人科医のポマター医師だった・・・

ウェイトレス おいしい人生の作り方 公式HP
感想:
主人公のジェンナはパイ作りの名人。
体験した出来事や感情でオリジナルのレシピを編み出す。
劇中、さまざまなパイが出てくる。
ほろ苦そうなチョコレートに、ジューシーなベリー、甘ったるそうなカスタード・・・
映画でこういうおいしそうなものが出てくると、たいてい「食べたい!」ってなるんだけど、
今回に限ってはあまり食欲がわかなかった・・・

序盤、実はとても不快な印象を抱いた。
幼稚で、「お前のものは俺のもの」という超自己中心的な夫アールに対しても、
夫の理不尽なまでの束縛に黙って従うジェンナにもものすごくイライラした。

しかし、これはこの作品のコメディ(ブラックだけど)な要素。
一挙手一投足がデフォルメされているのだ。

女性にとって(男性にとってもだろうが)妊娠・出産は
やはり自分の人生にとって大きな転機なのだろう。
赤ちゃんが生まれてくるわずか10ヶ月の間に母親になる準備をしなくてはならない。
愛情を注いで責任を持ってこの子を育てるんだという母性と
子どもを生み、育てるための費用も準備しておかなければならない。
スワロに妊娠出産の経験はないけれども、これってものすごく大変なことだと思う。
家族が一人増える・・・
しかも、今までの生活様式もガラっと変えて子どもを中心に考えなくちゃならない。
同時に夫の面倒も見て・・・(アールは異常だけど赤ちゃんに嫉妬する男性は結構いる)
出産には子どもが生まれるという期待とともに、
見えない先行きへの不安と焦燥が付きまとう。

ジェンナはまったく子どもを望んでいなかった。
親の言うことを聞かず悪態をつく子どもに振り回され、
自分のプライベートが犠牲になることを嫌っていた。
こういう女性も現代には多い。

そして、夫のアールにもとことん傷つけられていた。
アールはDV(ドメスティック・バイオレンス)男である。
夫の精神的な暴力を恐れるあまり言いなりになっているジェンナはとても不憫だ。
好きでもない人の子どもを生むなんて耐えられないに違いない。

また、おまけのようにジェンナの不倫エピソードがついている。
神経症という主治医のポマター医師は優柔不断で、これもまたイライラする部分もある。
が、ここではHappyの要素がデフォルメされており、電光石火のごとくキス(苦笑)
鈍ちんのスワロはそのようなそぶりを察知できず、
一体なんなのかすぐに理解できなかった。
でも、ココだけではなく、全てのシーンで突拍子もない行動が見られて
見ていて戸惑う部分も多々あった。

男に傷つけられ、男を求める・・・
これは一時しのぎにしか過ぎないらしい。

しかし、我慢に我慢を重ねて自分のお腹を痛めた子どもと対面した時、
母に隠れていた母性本能が急速に表に出てきた(笑)
母は強く大胆だ。
でも、子どもには全てをなげうってでも愛情を注ぎたいと思わせる
エネルギーがあるのかもしれない。

この作品はレトロな雰囲気を漂わせている。
オールディーズが流れる店内や背景は時代設定が80年代以前のような気もするが、
話の中では確信できる部分はない。
映画自体の雰囲気や作り方が『デス・プルーフ・イン・グラインド・ハウス』と似ている。
この作品はさまざまな賞を受賞しているが、
『バベル』や『ブラッド・ダイヤモンド』のようなストーリーの質の高さは感じない。
むしろB級。
だけど、雰囲気が非常に温かくて穏やかだし、女性の力強さをバシっと描いてくれているので好感が持てる。

ジェンナのパイは「夫を憎む」とか「赤ん坊に束縛される」とか
マイナス・イメージから生まれたレシピがとても多かった。
だからおいしそうに見えなかったのかも・・・

しかし、女性のたくましさにほっとしたし、
作品の雰囲気がすごく心地いいし、笑いありで味のある作品だったと思う。
例のごとく涙が出そうになったし(照)

スワロ的評価:★★★★

※やっぱりパイに食欲をそそられなかった方、下をぽちっと※
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こんにちわ。

そっか。
この物語のあらゆる突拍子のなさは
デフォルメか。そう思うと納得も出来る。
女の複雑な心境も、毒づいた姿も、
電光石火のごとく恋に落ちる瞬間も。
デフォルメすればたしかにああいう風に
見えるのかも(笑)。

ところで。
次はいつ遊ぼうか?次はさ、鍋にしね?
おいらはチゲかキムチ鍋がいい!
海鮮いっぱい入れて♪
んで、やっぱりたくさんビール飲んで(笑)。楽しみだなあ~!

2007.11.22 15:48 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

睦月さん、こんばんは。
さ・・・寒い!!
チキショー!仕事中に配達しやがって(怒)

うわー。
鍋、すっごくしたい!!
ケジャン食べたいーって思ったら、あれ、夏の食べ物なのね・・・
チゲ、いいねー。
よし、チゲしようじゃないか!!

  FROM swallow tail

2007.11.22 18:05 URL | TO 睦月 さん #- [ 編集 ]

スワロさん、こんにちは♪
レビューを拝見してて、分かるなぁ~という部分が多々ありました(笑)
理不尽な夫にも、それに逆らえないジェンナにも、はたまた不倫相手のドクターにも、イライラしてしまって。。。メインキャストにそれほど魅力を感じられなかったのが残念。
でも、レトロな雰囲気は良かったし、味のある作品でした。80年代なのかな?いつ頃の設定なんだろうと思いながら見てましたよ。

2007.12.04 13:06 URL | Nyaggy #- [ 編集 ]

Nyaggyさん、こんにちは。
もう12月ですね。
冬支度は済んでいますか?

この作品、古きよき時代設定とその雰囲気タップリの情景はとってもよかったですよね。
ダイナーもかわいらしいし、田舎町もかわいらしくて穏やかだし。
そういう部分は見ていてホッとするというか安心というか。
でも、登場人物は大袈裟で時に笑えないんだけど・・・(苦笑)

スワロもキャストはあまり魅力的に感じられなかったな~
シェリル・ハインズは相変わらずのコメディっぷりがよかったけど。

  from swallow tail

2007.12.04 13:21 URL | to Nyaggy さん #- [ 編集 ]

こんにちは~♪
訪問ありがとうございます!

そっか、、、パイの名前が悪かったのかしらん?スイーツ大スキなワタシなくせに全然食べたい!って思えなかったのがすごくフシギでした☆
この主役2人にも魅力を感じなくて、私も途中イライラ来ちゃっていたのだけど(笑っている観客にもイライラしちゃいました☆)、ラストはよかったです♪私もホロリとなっちゃいました。

またよろしくお願いします♪

2007.12.14 06:41 URL | きらら #- [ 編集 ]

きららさん、コメントありがとうございます。
超チョー嬉しいです。
こちらこそよろしくお願いします。

やっぱり!?
パイに対して食欲がそそられませんでしたよね!?
スワロも甘いものが大好きで、たった今もドーナツを食べていましたが
この作品に出てくるパイはあまりおいしそうに見えない・・・
スワロもそこが不思議でした。
そして、同じようにもっとパイに焦点が当たった作品だと思っていました(苦笑)

でも、今思うと、ちょっとホロっとくる胸キュンストーリーでしたよね。

  from swallow tail

2007.12.14 08:34 URL | to きらら さん #- [ 編集 ]

こんばんはー
ちょっとご無沙汰を;
ぼちぼち映画は見てますが、やはり年末は何かと忙しいですね;

うーん、パイを美味しそうに食べるシーンが少ないから、ヨダレは垂れませんでした。笑
作るシーンはいっぱいあれど、それを食べてくれないと共鳴できないっす;

いただけないキャラクター達にイライラするかなとは思ったけれど、これって典型的な人間だなあ~と思ったら、私はキライではなかったのでした。

パイもいいけど、お節作んなきゃ年が越せないシャーロット家。爆;
いいなーチゲ・・・キムチ鍋・・・年始もそれでいくかー。笑

2007.12.14 22:58 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

シャーロットさん、こんばんは。

あっ!!
そういえばパイを食べているシーンがほとんどありませんでしたね。
作るシーンはしこたまあったけど、
それも結構早送りでじっくり味合うことができませんでしたものね。

お節・・・
年に一度しか食べないのになぜあんなにすぐ飽きるのだろうか。
スワロはかまぼこや伊達巻などは一切れ食べたら十分。
子どもは食べないだとか、親戚が来るからだとかで
どうせお節以外にも料理しなくてはならないので
現代社会ではちょっとナンセンスになってきましたね。
シャーロットさん、がんばってください。

  from swallow tail

2007.12.14 23:58 URL | to シャーロット さん #- [ 編集 ]

こんばんは♪
私もあのパイにはイマイチよだれが出なかった一人です。
だって、繊細さがないんだもの~(汗)
この映画の監督さん(メガネのウェイトレスさん)ってこの映画を撮った後殺されたってことを知ってビックリしました。
せっかくお嬢ちゃんも出演していたのにねぇ。
シュールな部分もあったり、クスッと出来る部分も合ったり、女性は出産でかなり変わるんだな~ってことを感じさせてくれる作品でした。

2008.03.15 22:17 URL | ミチ #0eCMEFRs [ 編集 ]

ミチさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

あはは(笑)
ミチさんもジュード・パイに妄想を抱いているお一人なのですね!!
いやいや、実際、ノラの甘い歌声でにのったジュードのパイは相当ヤバイですよ!!
あの予告編を見るたびに客席でニヤケ、胸をキュンキュンさせています(照)
しかし、自分でそうとうハードルを高くしてしまっているので
いざ本編を見たときにガッカリしないかどうか・・・と思っていますけどね(苦笑)

そうそう。
エイドリアン・シェリーの急逝にはビックリしました。
本当に残念なことですよね。

  from swallow tail

2008.03.18 08:19 URL | ミチ さんへ #- [ 編集 ]













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