スワロが映画を見た

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イタリア的、恋愛マニュアル

原題:MANUALE D'AMORE
製作年度:2005年
製作国:イタリア
上映時間:118分

監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
製作指揮:――
原作:――
脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ/ウーゴ・キーティ
出演:シルヴィオ・ムッチーノ/ジャスミン・トリンカ/マルゲリータ・ブイ/ルチャーナ・リッティツェット

story:
世代も立場も違う4組のカップルが、どこかで微妙に絡みあうストーリー。世界で最も恋愛に熟知しているはずのイタリア人が、一生懸命に相手に立ち向かい、悩み、愛を獲得していく・・・

感想:
4組のカップルが織り成すオムニバス形式の作品。
「AMORE!」と甘美なセリフがスクリーンからあふれ出る――

1組目のカップル、トンマーゾ(♂)とジュリア(♀)。
23歳・失業中のトンマーゾ。
お金、仕事、恋人と無いものは三拍子そろっているお調子者。
お調子者といったら聞こえは良いけど、実際はかなり・・・嫌なヤツ。
ジュリアに「嫌い」と言われてもまるで聞こえていない。
“ジュリアが好きだ!一緒にいたい!!”
思い続けて、自分の気持ちを相手に押し付けるマイペースっぷり。
自分の周りにトンマーゾみたいな人がいたらどうだろうか・・・

・・・スワロは嫌だ。
いつだかワイドショーで見たのだが、現代人が嫌いな人間は「空気の読めない人」だそう。
トンマーゾはまさしく空気の読めないヤツだ。
見ていて激しくイライラする。
きっとトンマーゾにイラついた人は多いのではないのだろうか。
はじめはジュリアもトンマーゾに嫌悪を示していた。
しかし、スワロはトンマーゾが一途に思い続けて終わるのかと思ったら
意外なところでジュリアが彼の一言でノックアウト。

乙女心とは簡単なようで複雑、読めるようで読めない――
またはその逆かもしれない。

トンマーゾとジュリアの新婚旅行先で同じダンスを見ていた夫婦は
2組目のカップル、バルバラ(♀)とマルコ(♂)。
カップルというか夫婦だ。
一緒になって時間がたったが故に見える、夫の堕落、本性、変化。
夫に、かつてのような愛情や情熱がなくなり嫌気がさしてきた妻。
修復しようともがくが暖簾に腕押し状態なのが痛ましい。
この夫に怒りを感じる女性もいるだろうが、
男性の目から見たらこの夫婦はどう映るのだろうか。
男性の意見を非常に聞いてみたかったエピソード。

きっとこれって多くの夫婦が経験するようなことかもしれないなぁ・・・
なんて、未だにシングルトンのスワロが考えてみた。

夫マルコの駐車違反を取り締まった婦警は
3組目、オルネッラ(♀)とガブエリエーレ(♂)夫妻。
浮気が当たり前のように行われているイタリアで
オルネッラは自分たちには絶対にそんなことなんてないと思っていた。
が・・・

“絶対”なんてあるわけがない。
オルネッラの自信は脆くも崩れ去り、悲しみ、やがて怒りへと発展していく。
女の回復(受容)過程は早い・・・
 
その後のオルネッラの行動は痛快である。
違反駐車の取締り係(課金係)をしているオルネッラの職権濫用っぷりは
常軌を逸しているとも思えるが、こころに大きな痛手を負った人間だもの。
赦してあげようじゃないか。

すべてを赦す、それが愛――なんてキャッチコピーもどこかで見たし。

4組目のカップルとして登場するのはオルネッラの怒りの被害を受けた
ゴッフレード(♂)と、1組目に登場したトンマーゾの姉のリヴィア(♂)である。
妻と別居して久しくなるゴッフレードは、執拗に「アモーレ」を繰り返し
妻の嫌悪を誘う、またしても空気の読めないヤツだ。
彼の場合はトンマーゾとはちょっと違うんだけど・・・
いい人そうなだけに端々で失敗する様子は可哀そうと同情したくなる。

愛の形って本当さまざま。
一方的な愛、受身の愛、内に秘める愛、行きずりの愛、空振りの愛・・・
愛って2人の人間がいて、双方向のやり取りがあるから愛と呼べるものなんだろう。
この映画に出てくる愛の多くは、
もしかしたらまだ愛とは呼べないものばかりかもしれない。
「アモーレ」と言うには甘美だけれども、それを使う機会がなかったり、
方法を誤っていることも多い。

愛とは打算的な駆け引きなんだな。

恋愛とは縁遠いスワロも愛について考え
ちょっとほっこりした瞬間だった。
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『イタリア的、恋愛マニュアル』 (2005) / イタリア
監督・脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ出演:シルヴィオ・ムッチーノ、ジャスミン・トリンカ、マルゲリータ・プイ、ディーノ・アッブレーシャ鑑賞劇場 : CINECITTA\'公式サイトはこちら。<Story>「めぐり逢って」偶然出会ったジュリアに一目惚れしたトンマー

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56.イタリア的、恋愛マニュアル■原題:ManualeD\'amore■製作年・国:2005年、イタリア■上映時間:118分■鑑賞日:7月28日、シネスイッチ銀座(銀座)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・原案・脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ□原案・脚本:ウー...

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