スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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プレステージ

原題:THE PRESTIGE
製作年度:2006年
製作国:アメリカ
上映時間:130分

監督:クリストファー・ノーラン
製作指揮:クリス・J・ボール/ヴァレリー・タランティーノ/チャールズ・J・D・シュリッセル
原作:クリストファー・プリースト
脚本:クリストファー・ノーラン/ジョナサン・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベイル/マイケル・ケイン/スカレーっト・ヨハンセン

story:
19世紀末のロンドン。華麗で洗練されたパフォーマンスを得意とするロバート・アンジャー(ジャックマン)と無骨だが天才的な想像力を持つアルフレッド・ボーデン(ベイル)は互いに尊敬しあい、その情熱のすべてを注いでイリュージョンの腕を競い合っていた。しかしある日、アンジャーの妻が、脱出マジックの失敗で帰らぬ人に。トリック中に解けるはずだった縄を結んだのはボーデンだった・・・

プレステージ 公式HP
感想:
期待の高い作品が目白押しの6月。
このプレステージもスワロが非常に楽しみにしていた作品である。

“結末は誰にも言わないでください”と提示されていることは
予告編などをご覧になればご存知の人も多かろうことと思う。
が、言いたい。
何ゆえこんな結末になってしまったのか・・・!?
ある意味驚愕のラストだった。
『シックスセンス』以降、観客の意表をつく奇抜なオチをよく目にするが、
本作も奇抜なオチであることは間違いないだろう・・・

マジック合戦のような作品だと思っていたら、マジック映画らしく裏切られた。
アンジャーとボーデンの復讐と嫉妬心にあふれた濃厚な人間ドラマの要素を多分に含んでいる。
むしろ、マジックはこの復讐ゲームのスパイス程度だ。
愛する人をマジックで奪われたアンジャー。
マジックで人殺しを犯してしまったボーデン。
愛することを放棄し自分自身しか愛せなくなったアンジャー。
妻を、子どもを愛するボーデン。
二人の運命は対照的だった。
“マジック”に傾倒するあまり運命が狂ってしまった二人は“マジック”で復讐合戦を始める。

目には目をのハンムラビ法典さながらの復讐劇は実に醜い。
妻を失った悲しみと怒りからだろうか、
それとも、実力はボーデンより劣っているという劣等感からだろうか。
アンジャーが財をなげうち、なりふり構わず復讐にのめりこむ様子は滑稽だ。
卑しい心は視野をも狭くする。

鳥かごから消える鳥、弾丸キャッチ、そして瞬間移動。
不可能かと思える銃弾を素手でつかむマジックや瞬間移動でさえもタネは存在する。
それは単純なものであったり、ちょっとひねっていたり、
はたまた重大決心した末での代償の大きなネタだったりする。
しかし、払った代償が大きければ大きいほど、トリックの信憑性が保たれ
観客を魅了するマジックに仕上がるのだ。

それこそ身を削る思いで作り上げたボーデンのマジック。
対するアンジャーのマジックは・・・人知を超えすぎた。
(いや、途中でオチがわかってしまった、という人もいたようだが)
才能あふれるボーデンは、地道にアナログなマジックを披露する。
アンジャーの最後のマジックは奇抜だが拍子抜け・・・
いきなり科学の英知を凝集した映画ならではのマジック!
エキセントリックだ。
大きなスクリーンで堪能するのには適しているマジックだとは思うが・・・

奇抜すぎてスワロのかたい頭では受け入れられなかった。

時間軸を現在・過去ない交ぜにしたつくりには
目をくらまされないように対処されたい。
ストーリーがすすむにつれて背景も見えてくるので徐々に整理できる。
映画自体が壮大なマジックだという監督。
なかなか巧妙に練られた脚本だと思う。
劇中には複線と思しき映像、発言があるので見逃さずにしておけば
作品のトリックが暴けるかもしれない。

役者陣は演技に定評のある俳優たちを集めてきただけあって見ごたえ十分。
個人的に、スカーレット・ヨハンセンがヒロイン級ではなく、
添え物的に出演していたのが丁度良かった。
マジックの助手という役どころが彼女の美貌が十分に発揮されていた。

ラストを受け入れられるか否かで評価が二分される作品だろう。
ぜひ、映画に騙されないように130分フルに頭を働かせて堪能していただきたい。
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こんにちは!
私は、アンジャーの奥さんの死を事故と捉えて鑑賞したので、見方がボーデンに甘くなりました。
あれが故意の殺人であれば、ボーデンに同情まっしぐらだったのですが、、、
憎しみと妄執、劣等感がゴチャ混ぜになった二人の男は、観ていて滑稽でしたね。
でも、私は変わり者なので、その落ちていく様にジワジワを吸い寄せられましたが(笑)
アンジャーのオチは荒唐無稽でしたねー並べられた水槽が不気味な余韻として残っています。

2007.06.19 13:35 URL | 由香 #- [ 編集 ]

スワロさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

自分は現実的なオチを期待していたので、アンジャーのオチは予想外でしたね。マッドな科学者で知られていたニコラ・テスラもあんなものの開発に成功するとなると天才を超えて異常です。
でも個人的にはあの装置は欲しいですね。1人のメビウスは仕事に行って、もう1人のメビウスは映画に行って・・・って馬鹿丸出しだじゃ(^▽^;)

アンジャーもあの装置使って、両方同じ人格と記憶も共有してるなら、絶対分からない瞬間移動マジックも出来たと思うんですけどね~?

2007.06.19 22:58 URL | メビウス #mQop/nM. [ 編集 ]

由香さん、おはようございます。
・・・暑い!
梅雨なのに雨が降らないですねぇ~。
どうか水不足にならないように・・・

女同士の憎しみあいも相当ひどいと思いますが
アンジャーとボーデンのそれもかなり熾烈でしたね。
犯罪の域じゃないですかね。

由香さん、あの複製装置がほしいのですか??
スワロ、たじろいじゃいましたよ。
複製された万札は、由香さんご指定の場所に複製されるのでしょうか・・・
ただただそれが気になります。

  from swallow tail

2007.06.20 06:43 URL | to 由香 さん #- [ 編集 ]

メビウスさん、おはようございます。
関東は相当暑いですけど、そちらはいかがでしょうか?
あまり暑いとメビウスさんの試験勉強に支障を来たすんじゃないかと心配です。

スワロ、ニコラ・ステラって知りませんでしたけど実在の人物だったんですね。
Wikiで見たら“蛍光灯の発明にも貢献した”そうで・・・
だとしたら、科学史的にも歴史的にも重要人物なのに、
映画ではイマイチ・・・
しかもマッド・サイエンティスト!
思わず『秘密結社・鷹の爪団』の博士を思い出しました。

ええ??
メビウスさんもあの装置がほしいんですか!?
結構需要あるな~(苦笑)
スワロはいらないわ・・・
似たり寄ったりの複製になってしまうのならば
「なんであたしが仕事なのよー!!」「昨日はあたしだったじゃん!」
「嘘付けー!!」「嘘じゃないもん」「一緒にサボって映画行こうよ」
とかってなりそうだから・・・要らないわ・・・

  from swallow tail

2007.06.20 06:53 URL | to メビウス さん #- [ 編集 ]

こんばんは。
マジックは好きです。
騙されたいのよね。笑
でもそれは最初から騙されると思って、騙されてるから後味が悪くないし、楽しめるんですよね。
映画を見るスタンスとしては、私はオチよりも切り口や見せ方にこだわるので、この作品はいつも二の次の脚本も素晴らしかったこともあり、かなり好みかな。
ボーデンの心は読み取りにくく、苦手なタイプなだけに共感は出来なかったのですけど、彼には興味を引かれました。
私は復讐に身を投じていくアンジャーみたいな人にはいつも評価が甘いんですよねー。爆
例えばアナキン@ヘイデンとか、ハンニバル@ギャスパーとか、彼らにも肩入れしちゃうしーー。わはは
二枚目な復讐鬼は好きだ。殴凹

2007.06.20 21:36 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

シャーロットさん、おはようございます。
暑い!
今日は雨が降るのでしょうか・・・?
雨が降ってくれないと、職場の同僚が不安でノイローゼにかかりそうですよ。

シャーロットさんのおっしゃる「ホラふき」映画、納得!
そういえば『パフューム』も「!?」というオチで観客の評価を二分させましたよね。
スワロは現実的路線が好きなので、
フィクション路線に傾き始めると少しがっかりするのかもしれません。
ただ、この作品で見せられたアンジャーとボーデンの人間ドラマは楽しめました。
復讐に燃える男たち・・・
シャーロットさんはそんな落ちていく男たちがお好きだなんて・・・
オトナですな。

  from swallow tail

2007.06.22 07:32 URL | to シャーロット さん #- [ 編集 ]













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2007.06.19 13:28 | ★YUKAの気ままな有閑日記★

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