スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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ローズ・イン・タイドランド

原題:TIDELAND
製作国:イギリス/アメリカ
製作年度:2005年
上映時間:117分

監督:テリー・ギリアム
製作指揮:――
原作:ミッチ・カリン
脚本:テリー・ギリアム/トニー・グリゾーニ
出演:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジス/ブレンダン・フレッチャー

story:
「不思議の国のアリス」を読むのが大好きな10歳のジェライザ=ローズ(フェルランド)。元ロッカスターで今はジャンキーのパパ・ノア(ブリッジス)とママ(ジェニファー・ティリー)の世話をしている。ある日、パパはいつものようにクスリで“バケーション”へ出かけた・・・


感想:
「ギリアムのアリスは孤独の迷宮をさまよう」
「現実と幻想のアップサイド・ダウン!」
などというキャッチコピーが打ち出されたテリー・ギリアム監督作品。

彼の作品は『ブラザーズ・グリム』を見たけど・・・
彼の作品のよさはわからなかった。
テリー・ギリアム。
鬼才とも奇才とも言われているけど、うん・・・

確かに、本作では「子どものあやふやさ」がとてもリアルに描写されていたと思う。
ローズが首だけのバービー人形と話している様子なんて、
機能不全家族で育ったアダルト・チルドレン(AC)のこころの様子を
すっごく丁寧に描けていると思う。
「現実逃避」
これって、誰もが使う自己防衛の一種だけど、
想像力がたくましい子どもの想像世界って、
本当に大人ではもう想像できないくらい豊かでとってもリアル。

ローズは無意識のうちに両親の「死」を
深刻に受け止めないようにしていたんじゃないのかな。
ママの死は、父がいるからまだ庇護を受けられる。
そういった意味では安心だから、一応「死んだ」ことは理解した。
火葬しようとするパパを制止できるほど冷静ではあったけれども
ママの死が自分にもたらす影響までは受け入れられないし、理解していない。

パパが死んだ時・・・
パパが死んだ時は、「死」すらも受け入れていなかった。
あたかも死んだことに気づいておらず生きているように接していた。
ローズの自己防衛が働いて意識を狭隘化させたんじゃないかしら?
そんなふうに思えた。

でも、ローズがバービー人形に話しかけているうちに
人形が徐々に人格を持つようになってきて、
それがそのうち解離性障害(多重人格)などに発展しちゃうんじゃないかって
ハラハラした部分もあったし。
繊細で、好奇心が旺盛で、不安定な子どもの様子はとってもすばらしかった。

そして、知的障害と思しき青年(?)ディケンズとの怪しい関係も関心を引く。
子どもへのロリコン的愛情。
知的障害者、精神障害者の性的欲求。
なかなか足を踏み入れることのできない領域だ。

そして、ジョデルちゃんの演技力にビビッた。
すっごい演技力。
大人顔負け。
というか、子どもだからこそできるのかもしれないけれども、
あの表現力は絶賛したくなる。
子どもとは思えないとても美しい顔立ちだし。

子どものこころとジョデルちゃんの演技力はとても素晴らしかったけど、
ギリアムは・・・やっぱりよくわからない。
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こんにちわ。
TB&コメントありがとうございます。

スワロちゃん、ギリアムがよく分からないと言いつつも・・・この作品の主旨をきっちり感じ取っているあたりは素晴らしいなと思います。

私は、複雑で未知数の子供の内面を描いているという解釈に行き着く前に、もうこの作品を理解することを投げちゃったもん(笑)

スワロちゃんの記事で、「なるほどなあ・・」と思うことたくさんありました。
アダルトチルドレンという言葉も初めて知ったさ。勉強になりましたです♪

2007.05.08 13:46 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

睦月さん、こんばんは。
ふぅ~。
その後もお酒飲んだりしているけど、悪酔いはあの1度だけよ!
やっぱり苦手なメロン味がいけなかったのかしら??

姐さん・・・
ジョデル嬢のことを「小さいガキ」だなんてちょっとばかりお下品よ。
でも、スワロはダコちゃんをみると「ガキ」って言いたくなります・・・

ACとか機能不全家族なんていう概念は、ドラッグ依存者とかDVとか母子家庭とか、
ここ最近頻出概念だから知っているとより楽しめるかも!

  from swallow tail

2007.05.08 21:26 URL | to 睦月 さん #- [ 編集 ]

こんばんは。
生活のほうはなんとか落ち着きましたよ。
まだPCの前にいる時間はそんなに
取れないんだけどね。
ギリアム作品は好き嫌いあるし
作品の中でも好きなのと嫌いなのに
分かれているような気がするなぁ。
私もギリアムの真髄は分かってないかもね。

子役の女の子が色っぽすぎて
ドキドキしてしまいました。

2007.05.08 22:45 URL | ALICE #- [ 編集 ]

ALICEさん、おはようございます・・・というかこんにちは(笑)
お返事遅くなってしまってごめんなさい。
わたしの方は特段忙しいわけではないのですが、
怠惰な生活を送っておりました(涙)

ギリアム作品はあまり見ていないのですが、解釈が難しいですね。
奥深い作品のようです。

でも、ALICEさんの生活の方が落ち着いてきたようで何よりです。
これからもALICEさんのblog楽しみにしていますね!!

  from swallow tail

2007.05.10 10:25 URL | to ALICE さん #- [ 編集 ]













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映画『ローズ・イン・タイドランド』
原題:Tideland オーバードーズ(薬物の過剰摂取)に死体遺棄にミイラに列車爆破と、よろしくない題材を、これでもかとばかりに並べている・・それでも可愛いファンタジー・・・ 10歳少女のジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)は、バービー人形の胴

2007.10.14 18:57 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

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