スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
コメント・トラックバック大歓迎。みなさまの積極的な絡みをお待ちしております。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
クイーン

原題:THE QUEEN
製作国:イギリス/フランス/イタリア
製作年度:2006年
上映時間:104分

監督:スティーヴン・フリアーズ
製作指揮:フランソワ・イヴェルネル/キャメロン・マクラッケン/スコット・ルーディン
原作:――
脚本:ピーター・モーガン
出演:ヘレン・ミレン/マイケル・シーン/ジェームズ・クロムウェル/シルヴィア・シムズ

story:
1997年8月31日“英国の薔薇”ともうたわれた英国王室のダイアナ元皇太子妃が、パリで交通事故に遭い逝去してしまう衝撃的なニュースが全世界に流れる。ダイアナ元妃の訃報を悼み、その日から全世界は悲しみに包まれる。しかし、なかなか公式声明文を発表しない英国王室のエリザベス女王(ミレン)の対応へ批判が集中する・・・(シネマトゥデイ)

クイーン 公式サイト
感想:
本作が有名であることは特に語る必要もないかと思うが、41映画賞71部門で受賞。
主演のヘレン・ミレンは、アカデミー賞主演女優賞をはじめ、
38映画賞で受賞しているほどの秀作である。

ダイアナ元王妃が亡くなってから10年。
月日が経つのは早いものだ。
あの頃、わたしはまだ中学生で、彼女の死がもたらす影響が全くわかっていなかった。
彼女が英国、全世界にもたらした影響も、彼女の魅力も、
彼女の死が人々にどれだけの衝撃を与えたかなんてわからなかった。

今でもわからない。

しかし、映画を見る限り、彼女の死が世界中を悲しみで包んだことは間違いがなさそうだ。

その時、王室は・・・?
淡々としていた。
いつもと変わりない日常を送っていた。
だが、それはスワロと同じようにいつもどおりにいつものことをしていたのではなく、
王室自体、女王自身が、良くも悪くも衝撃を受け、
未だかつてない事態に次の一歩の踏み出し方がわからず戸惑いを感じていたのだ。

そして、女王らしい威厳を品位を保つため、
何もせず平然としていることを選択したのだ。

何よりもイギリスや国民のことを考えている女王が、
国を思ってした行動で国民から怒涛のごとく非難を浴びるのは皮肉だ。

女王とて一人の人間なのだ。
喜怒哀楽があり、何かに喜んだり悲しんだり、感動したり、困惑だってしたりする。
しかし、女王であるがゆえにそのようなことは許されない。
常に堂々と威厳を保ち、品位を損なわず、何事にも動じず適切な判断を求められる。
過ちだって犯すし、国民の期待に添えないことだってあるだろう。
でも、それだけで女王を責めることはできない。
しかし、これはあくまでも冷静になった時に言える意見で、
当時の世論からしたら女王は冷酷に映ったのだろう。

しかし、この映画で、女王の確固とした愛国心がしっかりと見えた。
後手後手にはなったが世論の期待通り、声明を発表し、国民の声に応えた。
慣習だけにとらわれず周囲の意見を取り入れ、
かつ女王としての威厳を損なわなかった。

偉大な人だ。

もちろんそれはヘレン・ミレンの素晴らしい演技があってこそだ。
毅然とし、常にポーカー・フェイスで大またで歩く堂々たる姿。
一方、自身でジープを運転し、料理を用意する家庭的な一面。
そして、鹿の美しさに涙する情緒的な一面。
すべてが素晴らしかった。
言葉すくなで、表情にも表さないが、困惑している様子は巧みに伝わってきた。
鹿と対峙したときの絶妙な表情も印象的だ。

ヘレン・ミレンもさることながら、
意外とといったら失礼だが、クイーンマザーを演じたシルヴィア・シムズもスワロはすきだ。

本作を良作と感じる一方、ちょっと気になる点もあった。
『ボビー』でも感じたのだが、
ご本人映像(『ボビー』の時はロバート・F・ケネディの遊説フィルム)が
多用されると
どうしてもそこに感情移入しやすくなり、
その事象を美化しようとしているのでは・・・?と思ってしまう。
今回もダイアナ元王妃の映像を多用していたが、
ダイアナと王室との確執を「まあまあ、あれはあれで・・・」と
曖昧に折り合いをつけようとしているのでは、という印象もあたまをよぎった。
ま、このことについてはあまり詳しくはないし、
真実を究明してどうなるんだ、と自分でも思うのでよしとするけど。
(パパラッチの執拗さは別ね)

プレッシャーに弱いスワロ。
毅然とした美しさを獲得できる日はくるのだろうか・・・
スポンサーサイト

こんにちは。
まだ現役の人の映画を作ってしまうなんて、イギリスって凄いですね。
伝記映画ならたくさんありますが。
やはり王室と大衆の壁を少しでも取り払いたいっていう思いがあるのでしょうかね。
映画も含めて情報には惑わされないようにはしたいとは思いますが、素直にこの作品では王室の苦悩に寄り添えた気がします。

2007.04.30 09:13 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

こんにちは!
TBありがとうございました^^・
ヘレン・ミレンの演技が素晴らしかったですね。気品と威厳が漂っていました。
この映画で、エリザベス女王の見方が随分と変わるのではないでしょうか。
ご健在でいらっしゃるので、当然と言えば当然ですが、かなり女王への敬意を込めた映画のように思えました。

全く関係ありませんが、我が家はコーギー犬を飼っていますので、映画のコーギーに胸キュンでした~(笑)

2007.04.30 10:57 URL | 由香 #- [ 編集 ]

こんばんわ。
TB&コメントありがとうございます!

スワロちゃん・・ミラーじゃなくて
ミレンミレン!!

最近、ライブドアがご迷惑をおかけして
ホントにごめんね(泣)。もうさ、こういう
ことが多すぎるから引越ししようかなあって
思ってるくらいよっ!!

さて。
一国を担う女王としての判断力と決断力は
一般庶民の私たちには決して想像だに
出来ない重圧なんだろうと思いました。
そんな彼女の姿を整然と毅然と映し出す
あたりは、この映画の良質さを感じさせます

プレッシャーに弱くてもいいのよ!
あとはハッタリよ!ハッタリ!
余裕ぶっこいてるフリさえ出来ればいいの。
睦月はそれで幾度となくピンチ脱出して
これたわ・・・・(苦笑)。

つうことで。
スワロちゃん、そろそろ密会第2弾、計画
しましょうか(笑)?

2007.04.30 21:57 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

シャーロットさん、おはようございます。

>やはり王室と大衆の壁を少しでも取り払いたいっていう思いがあるのでしょうかね
そのようですね。
実際、スワロは英王室に対する好感度がかなり上がりました・・・単純。

最近、なかなかシャーロットさんのblogにコメント残せずすみません・・・
近々、シャーロットさんとの交流もグングン深めようと思っている所存であります!

  from swallow tail

2007.05.01 09:34 URL | to シャーロット さん #- [ 編集 ]

由香さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

コーギーちゃん、かわいかったですね。
しかも、みんな元気・・・
スワロも何年か前犬を飼っていましたが、ものすごくおバカちゃんでした(笑)
お皿を見ると、言われなくても「お手」と「おかわり」をしていました。
おまけに無精者でお散歩が大ッ嫌いでした。
リードを見るなり小屋に逃げ込み、岩のように動きませんでした・・・
あぁ、もういないんだな~
切ない。

  from swallow tail

2007.05.01 19:36 URL | to 由香 さん #- [ 編集 ]

睦月さん、こんばんは・・・
・・・!!

ガンバって10代風に表現すると
∑(。□。lll 逆サヵ゙ビ-ン!! とか
ャバィョ!!o(゚Д゚`;o)三(o;´゚Д゚)oャバィョ!!
って感じ?

大女優のお名前を間違ってしまうとはとんだ失礼をしてしまった!!
ヘレン・ケラーと混じったか??
しっかり直しておきました。
姐さん、ご指摘ありがとうございました。

スワロ、チキンだからハッタリも利かなくて・・・バレバレ(苦笑)
処世術がないのよ!!
もう、お肌はオバサンなのに中身はお子ちゃまなのよ!!

姐さん、第二段、いきますか!?
ふふふ・・・

  from swallow tail

2007.05.01 19:43 URL | to 睦月 さん #- [ 編集 ]

スワロさん、こんにちは。
ヘレン・ミレン良かったですよね。
普段はポーカーフェイスなのに、ふとした時に見せるとまどいや涙などの人間的な表情も美しくて、魅力的でした。
そう!私もシルヴィア・シムズもいいと思いました。
あの皇太后の皮肉屋っぽいキャラもいいし、それを不快に思わせない程度に魅力たっぷりに演じてたと思います。

2007.05.02 12:53 URL | Nyaggy #- [ 編集 ]

Nyaggyさん、こんにちは。

いい映画でしたよね。
イギリスらしい格調高い映画。
『カレンダー・ガールズ』で見た時はとってもチャーミングな演技だったのに、
今回は打って変わって凛とした女王役!
女優としての素晴らしさを感じます。
アカデミー賞授賞式にも露出しすぎない
エレガントなドレスでいらしてたことも非常に素晴らしい!!

Nyaggyさんもシルヴィアお気に入りですか?
よかったですよね~。
嫌味なのに憎めない、いいキャラクターでしたよね。

  from swallow tail

2007.05.03 16:46 URL | to Nyaggy さん #- [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://swallowtailchocolate.blog56.fc2.com/tb.php/186-d43b3c14

クイーン
エリザベス女王の苦悩

2007.04.30 09:10 | シャーロットの涙

クィーン
アカデミー賞主演女優賞受賞のヘレン・ミレンを観に劇場へ―【story】1997年8月31日。ダイアナ元皇太子妃がパリで自動車事故によって急逝した―事故直後、英国国民の関心は一斉にエリザベス女王(ヘレン・ミレン)に向けられ、好奇心の対象となった。民間人となったダイアナ

2007.04.30 10:51 | ★YUKAの気ままな有閑日記★

クィーン
ホモだからといってエルトン・ジョンを馬鹿にするな!あんただってスカート穿いてるゾッ!

2007.04.30 21:47 | ネタバレ映画館

クイーン
【映画的カリスマ指数】★★★★☆ 威厳の壁、世論の波にゆれるクイーン 

2007.05.02 05:23 | カリスマ映画論

クイーン
【映画的カリスマ指数】★★★★☆ 威厳の壁、世論の波にゆれるクイーン 

2007.05.02 05:24 | カリスマ映画論

クイーン
監督: スティーブン・フリアーズ脚本: ピーター・モーガンキャスト: ヘレン・ミレン マイケル・シーン ジェイムズ・クロムウェル シルヴィア・シムズ アレックス・ジェニングス ヘレン・マックロリー 

2007.05.02 12:50 | And life goes on... movie etc.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。