スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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ブラックブック

原題:ZWARTBOEK/BLACK BOOK
製作国:オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー
製作年度:2006年
上映時間:144分

監督:ポール・ヴァーホーヴェン
製作指揮:グレアム・べッグ/ジェイミー・カーマイケル/サラ・シャイルズ
原作:――
脚本:ジェラルド・ソエトマン/ポール・ヴァーホーヴェン
出演:カリス・ファン・ハウテン/トム・ホフマン/セバスチャン・コッホ/クリスチャン・ベルケル

story:
1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。若くて美しいユダヤ人歌手ラヘル(ハウテン)はドイツ軍から解放されたオランダ南部へ逃げようとするが、何者かの裏切りによって両親や弟をナチスに殺されてしまう。機転を利かせてその場から逃げることのできたラヘルは名前をエリスと変え、ブルネットの髪ををブロンドに染め、レジスタンスのスパイとして諜報部のトップであるドイツ将校ムンツェ(コッホ)に近づいていゆく・・・

ブラック・ブック 公式サイト
感想:
今年は良作に恵まれた!
この作品を見終えて感じたことだ。

愛憎や裏切り、復讐心が渦巻くストーリー。
巧妙で謎に満ちテンポよく進んでいく。
2時間半という時間の長さは全く感じられない。
波乱に満ちた内容についていくのがちょっと必死だった・・・
というのは、どうも東欧系の名前が覚えにくくて
最初の頃は、誰が誰だか思い起こすのに必死だったからだ。
トムとかジェリーとかジョンとか、そういうのだったらすぐ覚えられるのに・・・
ハンス?ハイン??スマールって誰だっけ?状態。
しかし、登場人物の顔と名前が一致する1時間半を越えたあたりからは
そんなことは些細な問題で、純粋にストーリーを楽しめる。

ストーリーの次に観客を魅了するのは
主人公・ラヘル(エリス)の美貌とたくましさだろう。
この時代特有かつ愛する人たちを失い孤独となったラヘルは
強靭と言ってもいいほどたくましい。
そして、そのきりっとした顔立ちが彼女の強さに美しさも与えている。
“美人”という意味ではない・・・
強いこと彼女の精神が美しい、と思えるのだ。

愛する人を失うのってどれくらい辛いだろうか・・・
しかも、理不尽な理由で目も当てられないくらい無残に殺されていくのだ。
そして、一人取り残される・・・
失う悲しみ。
孤独。
彼女が代償として得たものは「もう失うものはない」という逆境に置かれた強さと
レジスタンス活動でのスパイという重要な役割だ。
普通の女性だったらとてもこなせなさそうなことも、知恵と美貌で切り抜ける。
彼女の手腕と度胸がなせる業だ。

そして、もちろんヴィジュアル的にも美しい。
ムンツェを魅了するその裸体は同性のスワロから見ても美しいと思う。
しなやかな曲線。
細すぎず、太すぎず魅力的に丸みを帯びたとても女性らしい体つきだと思う。
色の白さも赤のドレスが引き立てている。
ブロンドもよく似合う。
・・・美しい。

ドイツ人の将軍を演じていたクリスチャン・ベイケルは
「どこかで見たことあるな~」なんて思っていたら、
先日DVDで観賞した『es[エス]』に出演していたし、
『ヒトラー~最期の12日間』にも出演しており、
ドイツ映画界では有名な俳優らしい。
あの融通のきかなそうな顔つきが結構好きだ。

とにかく、この作品も十分に楽しめた!!
序盤のインシュリンとチョコレートに違和感を感じたけど
結果的にナイス伏線だった。
「悲しみは終わらない」
今後も何か波乱がおきそうなラストもスワロ的には好感的だった。
やはり、社会派サスペンスは大好きだ。

・・・が『氷の微笑』は未見なので近日中に見たい。
先に2を見てしまったが、『ボビー』で感じられたような
シャーリーズ・セロンの魅力が全く発揮されておらずガッカリした。
さすがラジー賞受賞作品。


余談だが、劇中で殺人の道具として使われたインシュリン。
世の中にも、インシュリン製剤を使用して自殺・殺人を行おうとする人はいるようだ。
実際に糖分を意識的に過剰摂取して高血糖状態をつくりだし
見事にインシュリンを手に入れた人もいれば、
インシュリンを3,000単位も打ったのに死ななかった人もいるという。
(劇中で使われた瓶(バイアル)は100単位か40単位)。
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スワロさん、こんにちはっ。
これこれ、気になってたんです!
劇場での予告編も面白そうだったし。
スワロさんのレビューを読んで、俄然見たい気持ちが高まってるけど、GWは『バベル』とかもろもろ気になる作品があるので、無理そうかなぁ…。
レンタルかWOWOW待ちで、ぜひ見たいと思います。

2007.04.26 12:43 URL | Nyaggy #- [ 編集 ]

こんにちは。
この頃こういう社会派作品が多くて、心臓ドキドキハラハラです。笑
インシュリンとチョコレートなんてね。
こんなのも人の命を奪う武器になっちゃうなんて、かなり印象的です。
それとエリス、ないすばでぃ!
かなり露出させてて、さすがでした。こんな役ニコール・キッドマンなんて絶対引き受けないだろうなと思いつつ。笑

2007.04.26 14:56 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

スワロちゃーん、私も行って来たよ!!
観てこれよかった!ってかドキドキはらはらがとまらなかったけど、
面白かったわ。
あの主人公の女優さんスタイル、ほんと素敵!
あれ、自前だからいいのよねー(人工的でないというか)
最後の最後までインシュリン、そして棺桶とひきつけられる
要素いっぱいの、作品でした★

2007.04.26 19:26 URL | すたほ #- [ 編集 ]

Nyaggyさん、こんにちは。

この作品はとても面白かったですよ。
戦争という動かせない悲惨な事実を舞台にしてしまうと
ついつい事実を後世に残したい、みたいな記録映画的になってしまいますが、
この作品はふんだんに娯楽要素も盛り込まれていて
語弊があるかもしれませんが、楽しかったです。

WOWOW・・・いいなぁ。
もう、液晶テレビ買おうかなぁ。
DVDも調子が悪いんです。
いつ、レンタルDVDが取り出せなくなるかと思うとハラハラです(苦笑)

  from swallow tail

2007.04.27 16:21 URL | to Nyaggy さん #- [ 編集 ]

シャーロットさん、こんにちは。

本当、このごろ社会派・シビア作品ブームですね。
映画を見るのにも頭も体力も使って疲労しますね~。
脳は全身のグルコース消費量の25%を占めているそうです。
頭を使う映画の前は、ガンガン糖分を摂取して体力保持に努めましょう。

『ラストキング~』の時は陽気なアフリカン・ミュージックがあれはあれで、
本作ではおどろおどろしい音楽が非常に雰囲気を出しまくって
ナイス恐怖心倍増演出です。
おーこわっ。

スカーレット・ヨハンセンも「露出お断り」宣言をしたようなので、
これからは清純派お硬め女優と・・・なれますかね?

  from swallow tail

2007.04.27 16:27 URL | to シャーロット さん #- [ 編集 ]

すたほさん、こんにちは。
そして、お久しぶりです。

春・・・お肌の乾燥も徐々に治まりつつありますが、
「アタシのオハダ、タルンデナイ??」という
驚愕の事実にそろそろ目を向けなければならないようです・・・(号泣)

エリスを演じたハウテンの体つき、
いやらしい意味ではなくて同性のスワロから見てもとってもきれいでした。
あのしなやかな体線を持っている女性ってなかなかお目にかかれませんよね!?
うらやましすぎ!!

脚本もとっても巧妙に練られていたし、
実にいい作品に出会ってしまった。

 from swallow tail

2007.04.27 16:35 URL | to すたほ さん #- [ 編集 ]













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