スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
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レインマン

原題:RAIN MAN
製作国:アメリカ
製作年度:1988年
上映時間:134分

監督:バリー・レヴィンソン
原作:バリー・モロー
脚本:ロナルド・バス/バリー・モロー
出演:ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/ヴァレリア・ゴリノ

story:
事業に失敗して破産寸前のチャーリー(クルーズ)のもとに、絶縁状態だった父の訃報が届いた。300万ドルのばく大な遺産を目当てに帰郷するチャーリー。だが、すべての遺産は、存在さえ知らなかった自閉症の兄、レイモンド(ホフマン)の手に渡ることになると知ってショックを受ける・・・
感想:
『モーツアルトとクジラ』では自閉症・アスペルガー症候群の人たちの恋愛が描かれていた。
が、ダスティン・ホフマン好きなのにオーソドックスな本作を観賞していないことに気づいた。

ホフマンは79年の『クレイマー、クレイマー』、そして本作で2回アカデミー賞を獲得している。

自閉症の兄、自由奔放な弟。
親の愛情を知らずに育ったチャーリーの、何かを捜し求めるような
勝手気ままな行動が痛々しかった。
彼は単にわがままなのではなく、愛情に飢えているのだ。
人から気にかけてもらいたいし、愛情を注がれたい。

そんなチャーリーは父の死を通じて兄の存在を知る。
チャーリーにとっての転機だった。
自分の勝手が通用しない相手、兄のレイ。
自閉症が何なのかも知らず、兄への対応の仕方もわからないチャーリーが
レイと接することで、徐々に変化していく。

「チャーリーと病院で暮らす」

その一言で兄弟の絆が再構築されたのがわかる。
感情を見せることの少ないレイが、チャーリーをしっかりと信頼できる相手だと感じたのだ。
チャーリーもレイの保護権を獲得しようと必死になるが、
彼がレイの保護権がほしかったのは当初の目的とは異なる。

「レイは自分で意思表示ができる」

チャーリーは言い切った。
レイの意見を聞いてくれ、とも。
あぁ、目頭が熱くなってきた・・・

だからこそ、チャーリーがレイモンドの保護権を獲得できなくても
とてもすがすがしい気分になれた。
これからが兄弟としてのスタートなのだ。
もう、遺産がどうのこうのという問題など、
チャーリーが得られた兄弟の絆に比べたら些細なものだ。
兄弟はいるが、いないも同然の兄弟仲の自分自身のことを考えざるを得なかった。

ストーリーもさることながら、やはりダスティン・ホフマンの演技が素晴らしい。
先日も『パフューム』で彼を見たが、
あのコミカルな雰囲気の香水調合師と同じ人物であるかと思うと彼のすごさを改めて感じる。
無表情で淡々としているところ。
表情の見妙な変化。
体を揺らしたり、そそくさと歩いたり、
ジョシュ・ハートネットのアスペルガーの演技もよかったが、
ダスティン・ホフマンは輪をかけたように素晴らしかった。

そんなホフマンのよさを倍増させてくれたのは
チャーリーを演じたトム・クルーズに他ならない。
彼の演技も初々しく、若さにあふれていて、アクションのトムとは一味違った。
いや、一味ではなく、格段に違う。
困惑やもどかしさ、葛藤、そして兄への愛情。
トムの演技もダスティン・ホフマンに劣らなかった。

以前から言っているが、トム・クルーズはあまり好きではないのに
出演作はなぜか面白い・・・
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