スワロが映画を見た

スワロが見た映画について感想を書いていきます。
劇場映画、DVD、新作、旧作問わず映画のレビューを書きます。
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マンダレイ
原題:MANDERLAY
製作国:デンマーク/スウェーデン/オランダ/フランス/ドイツ/アメリカ
製作年度:2005年
上映時間:139分

監督:ラース・フォン・トリアー
脚本:ラース・フォン・トリアー
出演:ブライス・ダラス・ハワード/イザック・ド・バンコレ/ダニー・グローヴァー

story:
「こんな街さえなければ、世界はもう少しましになるわ」と言い捨て、ドッグヴィルを去った
グレース(ハワード)はアメリカ南部の奥深くの大農園・マンダレイへとたどり着く。
そこでは70年も前に廃止されたはずの奴隷制度が依然存在していた。
白人が黒人奴隷を鞭で打つという非人道的光景に、グレースは思わず干渉に入る・・・

マンダレイ 公式サイト
感想:
わたしが映画に目覚めるきっかけをつくってくれた『ドッグ・ヴィル』。
約3時間の長丁場。
わずか40席余りの小さな劇場を重い空気が漂い、
その空気を感じていたのはわたしを含めて数名だった。

本作は、わたしに映画の面白さを教えてくれた
ラース監督のアメリカ3部作の2作目に相当する。

『ドッグ・ヴィル』で受けた衝撃が大きかったからか、
はたまた必然的にラース監督への期待が高まったからだろうか。
本作を見て受けた衝撃はさほど大きくなかったし、むしろ平凡だった。
テーマがわかりやすかった、というもの理由の一つだろうか。
前作では<欲>や<悪意>といった人間のこころの奥底までをも見事に描写していた。

一方、今回はかなりわかりやすいテーマになっていた。
人種差別、奴隷制度。

ドッグヴィルでは奴隷のように扱われたグレース。
今回はうってかわり、奴隷の解放と自由を叫ぶ。

自由。
この言葉の重みはわかるようでわかりにくい。

フランス革命で、フランス市民が得た自由。
イラク戦争でイラク国民が得た自由。

前者は当事者が自分たちの手で勝ち得たものであり、
後者は他者から与えられたもの。
「自由」って一体何だろう。
マンダレイの住民たちは後者に似ている。
今まで自由を知らなかっただけに使い方がわからずもてあました。
さらには決められた、制限された生活の方が自分たちにとっては心地が良かったのだ。
グレースがしたことは独りよがりにすぎず、マンダレイの住民にはありがた迷惑となったのだ。

「さあ、あなたは自由よ。今からあなたの好きなように生きてちょうだい」

そういわれたらあなたはどうしますか?
遊びたいけど、家族を養うために仕事しなくちゃいけない。
本当は絵を描きたいけれども、将来生活できないから資格を取りたい。
制限のない自由などは存在しないなのかもしれない。

そして、ドッグ・ヴィルでの教訓を活かせず
またも独善的でや衝動的な行動に出たグレースにはあきれるばかりだ。
思い通りにいかないとへそを曲げる。
その点は、ラース監督流のアメリカ風刺なのだろうけど。

さて、今回も舞台のようなセットが使用されていたが、前回ほど効果的ではなかった。
前作は複雑な精神世界をシンプルなセットで描写するという軸が素晴らしかった。
さらに、ニコール・キッドマン、ポール・ベタニーらの演技力のある俳優人の演技がセットを引き立て、
また、セットは彼らの演技を引き立て、というふうに相乗効果があった。
ところが今回はハワードにキッドマンのような演技力を感じられなかったし、
なんとなく農園全体が把握しづらかったのもマイナスポイント。
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こんにちは~。
私的にはニコールそのままのキャストで見たかったです。
前作も未見です。まだ見てないー。うぅぅ
多分、この作品を舞台として見ていたらツボにちゃんとはまったと思うのですけど。小道具くらい用意してよんとか思っちゃったのよね~。笑
確かに前作を見ている方にとっては新鮮味がなかったというご意見を幾多も読みました。
むかむかしてくる・・・という点では、ワタクシ監督の思惑におもいっきりはまったのでせうか?・・・爆
うー、好きな分野ではないけれどきっと次も気になって見てしまうのでしょう・・・

2007.01.23 17:15 URL | シャーロット #gM6YF5sA [ 編集 ]

シャーロットさん、こんばんは。

うんうん。
スワロもグレースはニコールで見たかったですよ。
そうしたら前作からのグレースの人間的成長・変化もストレートに伝わったのにな・・・
なんて思うところです。
やっぱり役者が変わるとどうしてもね~。

なので、前作を見た人はわかりやすかった分、
ガッカリ度も大きかったかもしれませんね(苦笑)

きっと、次作も見てしまいますよ・・・
“すっごい楽しみではないけど、なんとなく気になる!”
レベルって実は危ないですね。

  from swallow tail

2007.01.23 20:37 URL | to シャーロット さん #- [ 編集 ]

こんにちわ。
自由を叫ぶ女・睦月です。
ドッグヴィルがスワロちゃんの映画人生を始めるきっかけとなった
作品だったとは・・・。ちなみにあたいは『時計じかけのオレンジ』。

睦月も、ドッグヴィルに比べたら、マンダレイはちょっとパンチに
欠けるなあと思いました。ぶっちゃけ、鑑賞中に何度も寝そうに
なったし(苦笑)。

≫制限のない自由などは存在しないなのかもしれない。

そうよね。制限があるからこその自由。自由があるからこその
制限。この2つは常に一緒にあるからこそ意味をなすものなんだと
思います。

ちなみに次回作のグレース役には、またニコールを起用するという
噂もあれば、ケイト・ブランシェットという噂もあるみたいですぜ。

2007.01.25 17:47 URL | 睦月 #- [ 編集 ]

睦月姐さん、こんばんは。
本日も自由を叫んでいらっさいますか?
スワロは本日もボクシング・ジムで型にはまりきってました・・・

ナニナニ!?!?
ニコールがまたグレースを!?
それとも新グレースにケイトを起用!?
ケイト・ブランシェットも独特の雰囲気がある女優だけに
ケイトのグレースも気になりますよ!
でも、ニコールの人間離れした美しさが
常識に欠けるグレースにぴったりだったんだけど・・・
う~ん、甲乙つけがたし!!

  from swallow tail

2007.01.25 20:43 URL | to 睦月 さん #- [ 編集 ]













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マンダレイ
ラース・フォン・トリアーが描く「アメリカ三部作」第2弾最初に一言。私は「ドックヴィル」を見ていない。前作がどんなに衝撃だったかはわからないけど、まあ知らなくてもなんとなく想像できたかな。マンダレイという農園で起きる奴隷支配をまるで舞台劇のようにみせる手法

2007.01.23 17:07 | シャーロットの涙

マンダレイ
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ 自由という名の不自由が生む皮肉と悲劇

2007.01.25 14:39 | カリスマ映画論

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